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不動産がある相続では特に遺言書の準備が重要

【結論】
不動産を所有している場合、遺言書の備えは、単なる「準備」ではなく、
様々な「相続トラブルを防ぐための手段」として考えるべきです。
特に、不動産が主な資産となる場合は、
遺言書がないと相続人間での争いが発生しやすくなります。

【解説】
不動産を所有している方にとって、遺言書の作成は非常に重要です。
ところが、「うちは相続でもめることはないから大丈夫」
準備をしない方が多いのではないでしょうか…
不動産という資産の特質から、
遺言書がないことで生じる問題は少なくありません。

☑①不動産は分割が難しい
不動産は現金と異なり、簡単に分割することができません。
そのため、相続人間で「誰が相続するか」
「どのように分けるか」をめぐって対立が起こることがあります。
遺言書がなければ、相続人全員の(遺産分割)協議が必要になり、
話がまとまらなければ売却せざるを得ないケースもあります。
遺言書を準備し、事前に遺産相続の方法を決めておくことで、
こうしたトラブルを防ぐことができます。

☑②遺産分割協議の負担を軽減できる
相続が発生すると、相続人全員で遺産分割協議を行う必要があります。
協議が長引けば、相続人の負担も大きくなります。
また、相続人が遠方に住んでいる場合や、
高齢で意思決定が難しい場合にはさらに問題が複雑になります。
遺言があれば、遺産相続の方向性が明確になり、
円滑に手続きを進めることができます。

☑③ 予期せぬ相続人が登場する可能性
自分の子どもや配偶者だけが、相続人とは限りません。
前妻や前夫との間に子どもがいる場合、
認知していない子どもがいる場合、
突然、そのような方から、相続する権利を主張されることがあります。
遺言書がないと、法律に従って法定相続分が決まるため、
意図しない遺産相続の分配が行われる可能性があります。

☑④ 相続税対策にもなる
遺言書を作成することで、相続税対策にも効果があります。
たとえば、配偶者が多くの財産を相続するように指定することで、
配偶者の税額軽減を活用できます。
また、相続財産を細かく指定し、特定の資産を売却しやすくすることで、
納税資金の確保もしやすくなります。

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